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最近の読書

2011.04.23 11:26|日々のあれこれ
ここのところずっと、人形ネタばかりだったので、
たまには、違ったことを書いてみたいな~と思いました。

人形制作と並んで(もしかしたら、より熱心に?)励んでいるのが、読書。
人形の乾燥待ちの時間、料理の煮込み時間、ちょこっとお茶する時間…
あらゆるスキマ時間に、するっと入り込んでしまうのが、読書ですね。

今年に入ってからは「長いのが面白い!」と思い込んでしまい(笑)
ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの「デイルマーク王国史」(全4巻)
や、ル・グウィンさんの「ゲド戦記」(全6巻?)を読みました。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんにはまってるのは、このブログでも何度も書きましたが、
デイルマーク王国史は、わりと初期の作品なのかな?
一見バラバラな3つのお話が、最後に一気にまとまって収束していく様が、圧巻でした。
彼女の小説は、爽快な読後感が持ち味ですが、この作品に関しては、
それプラス、心が震えるような甘く切ない余韻も感じられました。
(ダイアナさんの作品では珍しく、ちょっとホロリときました)

ゲド戦記は、初めて読んだのですが、正直驚きました。
こんな素晴らしい物語が、有ったなんて!
息子曰く「暗いし、地味だし、3巻以降はゲドもテナーも年とっちゃって、面白くない」
思わず「この若造め!20年後にもう一度読みな」と言ってしまいました。

私には、その3巻以降こそが、面白かったのです。
一見冒険譚のような物語の体裁ですが、
実は、人間の「心」について、描いた作品だと思います。
そして最後は、人と人との関わり方や、人と自然との関わり方、
これから私たちが、どう進んでいくべきか…そんなことにまで、思いをめぐらせられます。
まさに今この時代、この時期にぴったりの作品だと思いました。

私の読書世界が(偏りは相変わらずとしても)飛躍的に豊かになったのは、
荻原規子さんの「ファンタジーのDNA」を読んだことがきっかけでした。
なので今でも時々、荻原さんが読んだ本をチェックして、
興味を持ったものは、読むようにしています。
これがまた、殆どハズレが無い。
なので今回思い切って、梅原猛さん著「日本の深層」にも、触手を伸ばしてみました。
哲学者の梅原猛さんって、名前だけは存じ上げてますが、読んだこと有りませんでした。
今、半分ほど読み進んでいますが、なかなか面白い。

サブタイトルが「縄文・蝦夷文化を探る」となっていて、
縄文・蝦夷文化の跡が、色濃く残る「東北地方」を旅しながら、
日本人の心の起源を解き明かしていこうという内容です。多分…(汗)
各所で、知識の深い梅原さんならではの考察や気付きが有り、
その知識が直観を曇らせるということも無く、
読者である私たちにも、旅の新鮮味が伝わってきます。
この本を読み終わったら、東北を旅してみたくなっているような気がします。

ちょっと話が飛びますが、私は大人になるまで、宮沢賢治の童話を、
殆ど読んだことが有りませんでした。
一昨年、昨年あたりにまとめて読み、なんとも胸を衝かれる思いがしました。

賢治の童話は、ひたすら「清らか」だと思います。
私がこう書くと、どうにも薄っぺらな言葉になってしまいます(涙)
そしてこの年になって、いくら感動しても、物語のあらすじなど、
スラスラとあっという間に、忘れてしまうのです(涙)
ただ同じ頃読んだ、小川未明の童話とは、色合いが違う、
という印象だけが、強く心に残りました。
小川未明の童話は、日本海の鉛色の海と空を連想させますが、
賢治の童話は、ほっこりと暖かな山や、明るい空を想起させ、
それはそのまま、東北の自然と、
そこに暮らす「あらゆる生き物」への深い愛情に繋がるものです。

話を元に戻します。
「日本の深層」には、その宮沢賢治や、
やはり昨年読んだ柳田国男著「遠野物語」についての考察も有り、
そして、アイヌ民族の生活に関する記述は、
今読んでいるミシェル・ペイヴァーさんの「クロニクル 千古の闇」に重なるものも有り…
と、私にとって出会いの必然を感じるものでした。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんも多くの物語のモチーフを、
神話や伝承の物語から得ていると聞きます。

神話や伝承の物語には、人間の根源的なもの、何か強く引っ張る力が在ると感じます。
いくら文明が進んでも、この地球に生き物として生まれてきたからには、
その力を無視することは、難しいのではないでしょうか。

そして、そんな力を芯に、新しい物語として再構築し、描き切る作家の力って、凄いな~
それこそ、人間ならではの優れた能力かも。

これからも、そんな魅力を感じさせられる物語作品との出会いと、
それらを、人形制作にフィードバック出来る自分に成長することも期待しつつ…
(あわわ…欲張り過ぎ!)
この巻終わりにさせて頂きます。

無駄に長くて舌足らずな文章に、最後までお付き合い下さいまして、
ありがとうございました!









コメント

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ、私もすっごい好きですよぉ~!

9年目の魔法、とか言うのが初めて読んだ作品かな。
クレストマンシー シリーズはほぼ持ってるし。
デイルマーク王国史は、読もうと思っていてまだ読んでない。

ゲド戦記も、読むつもりで購入してるものの、一冊目途中で、中断中(笑)

ホッシーとは、好きなものの系統が、よく似てると常々思う

本を読むことって、他の人の様々な思いや、人生、その人の中で形作られている色々な創造物、を感じることの出来る貴重な体験だよね。

一生やめられんわぁ~!

Re: タイトルなし

ツナちゃん

「9年目の魔法」…私もまさにその作品が、ダイアナさんにはまったきっかけです!
あれは、傑作ですよね~
クレストマンシーも面白い。ハウルより好きかも。

私もツナちゃんにはシンパシー感じるわ~
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プロフィール

ホシノ リコ

Author:ホシノ リコ
2008年より人形制作開始
2011.11 目黒ジェオグラフィカ
「ピグマリオン人形展」
2012.2 銀座ギャラリー悠玄
「夢と眼差しのあわいに展」
2012.5 パラボリカ・ビス
「夜想+ピグマリオン展」
2012.10「ドールアート展inうつくしま」
大賞受賞
2013.2「ワンダーフェスティバル・冬」
2013.2 アモーレ銀座ギャラリー
「アモーレ人形館」
2013.7 スパンアートギャラリー
「5つの小さな星」

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